微熱と倦怠感の症状がセットででたら

咳、鼻水、喉の痛みといったいわゆる風邪の症状が出た後で、微熱と倦怠感がセットになってやってくることがある。

誰でも経験がある、よくある話っではないだろうか。

これは基本的に、風邪の続きと考えてよい。専門用語で感冒疲労という状態だ。

 

ただし、これはあくまで「風邪の症状が出た後で、微熱と倦怠感がセットできた場合のみ」だ。

特に風邪症状がなく微熱と倦怠感がきたら、実は重大な病気の場合がある。

それが急性肝炎や急性心筋炎だ。

これらは、これがメインの症状だ!というものがいまいちつかめない状態で、強い倦怠感や食欲不振に襲われる。

強い、というのは食事のにおいだけで不快を感じるレベルと考えてよい。

 

そのほかにも、風邪症状がなく微熱と倦怠感がきた場合には、無痛性甲状腺炎、リウマチ性多発筋痛症、悪性腫瘍などの非感染性疾患や、結核、感染性心内膜炎などの感染症の場合もありうる。

 

とにかく、微熱と倦怠感がセットでくるパターンについては、事前に咳、鼻水、喉の痛みといった風邪症状があったのかが大事になる。

もしなかったのであれば、すぐに病院を受診しよう。