熱と皮膚症状(かゆみ、はれなど)がセットで出たら
今回は、熱とともに皮膚にかゆみやはれなどの何らかの症状(以下、皮膚症状)が出た場合を考えてみる。
この場合は基本的に病院に行くと考えていいだろう。
皮膚症状には大きく、ある特定の部位のみで症状が出る局所型と、全身に症状が出る全身型の2つのタイプにわけられる。
局所型については、以下のような種類がある。
・手のひら化足の裏の皮膚:手足口病か梅毒
※梅毒の疑いは、性交渉歴をチェックする。
・水疱ができていて、世の中で水痘の流行がある:成人水痘
・淡い赤の斑点があり耳の後ろのリンパがはれている:風しん
・急に手足がむくんで、なんとなく身体がかゆい:リンゴ病
・赤い点々が広がり、患部を押すと痛みを感じる(部位はどこでも):蜂窩織炎
全身型については、病院でも診断が難しいのが実態。
今の流行感染症と接触歴などにより診断を進めていくことになるだろう。
いずれにしても、このパターンは病院に行く、と覚えておけばいい。