熱と首の痛みがセットで出たら

今回は熱とセットで首の痛みが出た場合を見てみよう。

 

最も多いのは風邪の延長線上で首の前側にあるリンパ節がはれているという症状だ。

風邪の延長線上かどうかを確認するには、唾を飲み込んでみよう。

唾を飲みこんでいたいのは、咽頭と呼ばれる鼻から食堂につながる部分が炎症を起こしているためで、「喉の痛みが主な症状だったら」の時と同じ対処でOKだ。

とはいえ、首の前側にはれがあった場合でも、リンパ節のはれなのかどうかを判断するのは難しいだろう。

実は、これは病院でもわかりにくいという側面もある。

はじめてこの症状が出た場合は、病院に行った方がいいだろう。

もし過去にリンパ節がはれる症状を経験している場合は、同じ症状かどうかを確認すればよいということになる。

 

ちなみに、リンパ節は鎖骨上や後頭部にも存在する。

そしてこれらがはれた場合は、何らかの異常の症状である可能性が高いので、症状の重さに関わらず病院を受診しよう。

また、首以外にも全身のリンパ節がはれていると疑われる場合も、同様に病院に行こう。

 

それから、首に痛みがあるのに、特に首にはれがない場合も、すぐに病院を受診したい。

心筋梗塞くも膜下出血などの可能性がある。

 

以上のように、首に痛みがある場合は、唾を飲みこんで痛みがあり、風邪の延長線上と想定される場合以外は、病院を受診するというのが基本対処と考えていいだろう。