高齢者で鼻水が主な症状だったら

今回からは高齢者を前提に、鼻水が主な症状だった場合について考える。

 

そもそもだが、人は年齢が上がるにつれて、免疫機能は低下していくようにできている。(専門用語で免疫老化という)

よく「高齢者はワクチンが効きにくい」という話を聞くが、これは本当のことで、ワクチンは特定の症状に効く免疫の機能を向上させるのだが、そもそもの免疫の機能が低いい高齢者はワクチンが効きにくくなってしまうというわけだ。

また、免疫老化があるから、免疫が過剰に反応して起こるアレルギー性鼻炎は、高齢者ではほとんどない。

 

高齢者が鼻水が主症状だった場合は、まず喘息持ちかどうか確認しよう。

喘息持ちなら喘息に伴っての症状の可能性が高い。

ちなみに高齢者になってから、喘息が出始めて鼻水が出るということは基本ない。

 

これ以外の鼻水の原因として、薬剤が引き起こすというものがある。

直近飲み始めた薬があれば、それの副作用として鼻水がないか確認しよう。

 

これ以外のパターンであれば、病院に行った方が良いだろう。